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ミクロコスモス
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中沢新一さんの「ミクロコスモスI, II」(四季社)を読みました。

同氏の本は数多く読んできましたが、この2冊はそのなかでもトップクラスに好きです。

まず、作曲家バルトークが息子のピアノ練習曲として、少しずつ書き足していった小曲たちが、膨大なピアノ曲集「ミクロコスモス」になった、そのような本にしたいというコンセプトに惹かれました。

それに基づいた編者による小文やスピーチのセレクションも、なかなか心地いい切り口に感じます。

本の質感や、装填、写真の印刷などのクオリティもさりげなく高く、手元においてときどき読み返したくなりそうです。

奇抜なタイトルでとにかく次々と消費することを目的とした本が巷に溢れるなかで、このようにちょっとした「宝物」になりうる本の存在はうれしいですね。私もこのような「宝物」になるようなCDやら写真集やらを世に出したいものです。
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by eight2one | 2007-05-29 08:37 |
The Old Man and the Sea
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昨日紹介したモレスキンのサイトを見ていたら、ヘミングウェイがかつて使っていたという話が書いてありました。

『パリ中の様々なカフェで執筆に勤しんでいた第一次世界大戦直後、回顧録「移動祝祭日」の中に1920年代のパリを記録しています。カフェオレを注文し、ノートと鉛筆をポケットから引っ張り出して、物事の本質について考え込む。この些細な日課こそが、彼の「巧みな語り」の源でした。』

この「物事の本質について考え込む」というくだり、よく分かるなぁ。私がヘミングウェイと同じ次元だとは言いませんが。

こんなことで一気に親近感を覚えて(笑)、あらためて彼の生い立ちを調べたら、アメリカはイリノイ州のオークパーク(Oak Park)出身とのこと。このオークパーク、私のホームステイ家族の親戚が住んでいて、私も何度も滞在したことのある街。シカゴ郊外の、空気のきれいなところです。

そこで急にヘミングウェイが読みたくなって、読みました、「The Old Man and the Sea(老人と海)」。ヘミングウェイはこれまで、なんとなく避けてきたんですが(たぶん、ヘミングウェイに憧れるオヤジが多いのがキモチわるいという理由で)、一度読み始めたら、その独特の語り口に引き込めれていきました。

文からは、私は、これが老人の話にはまったく思えませんでした。執筆当時のヘミングウェイの年齢に近い年頃の男性のエネルギーを感じましたね。
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by eight2one | 2007-05-25 09:27 |
モレスキン
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最近使い始めて気に入っているのが、「モレスキン(モールスキン)」の手帳。

もともと、とりとめもない創作のアイディアや発想のヒントを書き留めておくのが好きで、新たにまとまった仕事をするたびに、ノートやスケッチブック、五線譜ノートなんかを新調して気分をリセットしていたのですが、最近モレスキンを使うようになりました。

いろんな種類が出ているなか、無地のもの、五線譜のもの、長方形の枠が各ページに2~4つ入ったもの、以上3種類を手に入れました。それぞれの仕事の分野に合わせて使っています。

身体的な感覚が作品には大きく影響すると(私の場合は)感じているので、こういう道具はけっこう重要。新しくて質のいいノートは気分を新鮮にしてくれます。

これらをカフェに持っていって、苦いコーヒーを飲みつつ、窓の外や天井を睨みつけながら、湧き上がってくるいまだかたちのないインスピレーションに現世的なかたちを与えるのが、好きなんですよね。
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by eight2one | 2007-05-24 11:01 | マイブーム
東京指定バス
先日、とあるイベントの移動手段を確認するために、初めて話すおばあちゃまマネージャーに電話しました。

おばあちゃま「バスは、とうきょうしていばす、ですからね~。」

わたくし「(東京指定バス、そんなのあったっけ???)」

一瞬考え、、、

わたくし「はいはい、東京シティバスですね!」

カタカナは難しいね、おばあちゃま。だって、Filmを「ふるむ」じゃなくて「ふるむ」と発音する人が多いんだから、Cityを「してい」と発音したって、あながち間違いじゃないよ。
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by eight2one | 2007-05-21 14:02 | 雑記
はるばる
先ほどブザーが鳴ったので玄関に出ると、宅配便業者が、


「アマゾンからです~。」


と袋を渡した。

ん?ちょっとひっかかるぞ。

これ、自分で昨日Amazon.co.jpで頼んだから分かるけど、もし実家の母なんかが出たら、密林からの航空便かと思うんだろうなぁ。
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by eight2one | 2007-05-17 12:20 | 雑記
ついに
昨日、ランチタイムに近所のカフェに行ったら、

入り口で、店員(日本人)に、

「英語で話しかけられた」

のです。

何人(なにじん)に思われたんだろうな~。いくら土地柄とはいえ、ちょっとびっくり。国籍不明な風貌に憧れてたから、ま、いっか。

20代の頃、電車で小学生に席を譲られたとき以来だな、こういうの。
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by eight2one | 2007-05-08 11:03 | 雑記
感動と感心
私がよく言うことのひとつに、

「感動と感心はちがう」

というのがあります。

たとえば、高度な技術を持ったピアニストの演奏会で、これでもかこれでもかと超絶技法を駆使した演奏を観たとき、人は「すごい」と「感心」はするのですが、なかなか「感動」はしません。クラシックの音楽家(作曲家を含む)は、感動と感心を履き違えることがよくあります。

それに対し、つたないピアノを弾きながら音域の狭い歌をうたうシンガーソングライターのステージで、心底「感動」することがあります。その場合、「感心」するネタはほとんどありません。でも「感動」します。

どちらか一方を極めた人を我々は「一流」と呼びます。まれに両方を極めた人がいますが、そのような人を「超一流」と呼びます。

スポーツ選手でも、技を極めた人は一流ですが、そのうえ、人のためになる、たとえば、ファンのために常にプレイするマインドを持った選手は、超一流です。

料理店でも、技術で感心を、味とサービスで感動を極めれば、超一流です。

そう考えると、誰もが何らかの領域において、「超一流」になれる可能性があるような気がします。一隅において、自分にしかできないことで、感動と感心を追求するのです。
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by eight2one | 2007-05-07 11:08 | ことば
ひとりごとのような
作曲家、演奏家、写真家など、複数の「顔」を持って活動しているワタクシですが、どうも曲をつくるだけの仕事とか、写真を撮るだけの仕事が苦手。

正確に言うと、苦手というより、物足りない。「体質」というものがもしあるならば、私はやはり「プロデューサー体質」なのかもしれません。総合的に任されてやらないと納得しないんです。

たとえば、CDの中の一曲を依頼されて書くだけの仕事よりも、作曲はもちろん、CD全体の方向性から始まり、コンセプト、ジャケットデザイン、音楽プロデュース、マーケティング、そんなところまで考えたい。そこまでかかわらないと物足りないというか消化不良というか、仕事をした気にならないんです。

8月のダンスなんかは、根幹のプランづくりから任されてやったので、やりがいがありました(感謝!)。そういう仕事をもっとしたいなぁ。
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by eight2one | 2007-05-05 09:55 | 雑記



作曲家・安達の日記。写真は愛猫エミリオ。
by eight2one
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