問題その二発生。
海外のアマチュア無線局と交信しようとすると、どうしても必要になってくるのが語学力でした。 間違って向こうがこちらに話しかけてきた日には、もうシドロモドロ。 「あー、アイキャナットヒアユー。プリーズ、じゅうヘルツアップ」(←10だけ日本語) 言葉の通じない者同士がアマチュア無線で話すときは、ほぼ100%英語が使われていました。それは、アメリカがアマチュア無線大国だったことも一因だったのかもしれませんが、それだけではないと思います。 海外と交信したい→でも英語がよく分からない→あきらめようか→でも交信したい→英語を身につけたい このように私の意識が英語に向いていくのは、ごく自然な流れでした。 かといって、とりわけ努力することもなく、でも英語は好きだったので、学校では人よりも勉強していたように思います(言い換えれば、長い学校生活で真剣に勉強したのは唯一英語だけでした)。 そんなある日、父が「親会社(ソニー)に高校生アメリカ交換留学の奨学金の制度があるらしい、受けてみないか」と言ってきました。 「待ってました!お父さんありがとう!!」 と、飛びついたわけでもなく(笑)、私は意外と冷めた心境で、あぁ自分はこの制度を使ってアメリカに行くことになるんだろうなぁと、なんとなくぼやーっと自覚したのでした。 「アメリカに行くのも悪くない」というこの消極的な態度、かわいくないね~(笑)。でもそのときは、自分の意思でなにがなんでもその道を選択するというよりは、自分はそれを選択することになっている、あるいは、それを選択することがごく自然の流れなんだと思えたのでした。 その消極性が災いして、中学三年で受験したときは、見事に不合格。 でも、翌年、高校一年で受験したときは、無事合格。 面接で、前年に比べて急激に英語の試験の成績がよくなったのには理由があるのかと訊かれました。それには、アマチュア無線や短波放送で、生の英語に触れていたことがあると思ったのでした。 (つづく)
by eight2one
| 2006-05-12 12:17
| 雑記
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