高校では、休めるのは正月とお盆くらいという運動部に入ったため、無線機をまったく触れないほど忙しくなりました。その後、5年間有効だったJR0CQVというコールサインをあっさり失効させ、アマチュア無線のことなどほとんど考えることもなく、長い時が経ちました。
ところが、ここにきて、にわかにアマチュア無線熱が戻りつつあるのです。気まぐれな私の熱がいつまで続くかは、正直言って分かりませんが、次回新潟の実家に帰るときには、物置から無線機を発掘することにはなるでしょう。
私がはじめたころは、日本におけるアマチュア無線の全盛期でしたから、全国どこに行っても、無線機を積んだ車や、アンテナを掲げた家を多数見たものですし、専門の店や雑誌もけっこうありました。でも今は、それらを見るのも珍しいです。
現代は、無線ではなく有線(インターネット)の時代です。人々は、ソーシャルネットワーキングやブログで、見ず知らずの人と繋がっています。いつの時代になっても、他人と繋がりたいという気持ちに、変わりはないのかもしれません。