8mmというと、「8ミリフィルム(アナログ)」を想像する人と、「8ミリビデオ(テープ)」を想像する人とがいると思います。前者はあっという間にビデオに飲まれてしまい、後者はあっというまにデジタルに飲まれてしまい、どちらも市場からは姿を消してしまったかのように思えます。
ところが、細々と生きているんです。特に前者のアナログ8ミリは、とりわけ映画を学ぶ人々を中心に今でも使われていて、フィルムも生産されています。
ここ最近の私のブームは、この「アナログ8ミリ」。
といっても、カメラを持っているわけではなく(動かないシングル8はありますけどね)、こんなサイトを覗いては、「アンジェニューがついたカメラがほしい」だの「Tri-Xで撮りたい」だの、構想(?)を練っているのです。
http://film.club.ne.jp/
http://www.cinevis8-16.com/
以前から、サイレントムービーに生演奏をつけたいと思っていて、いい作家と組んでやりたいと思っていたのですがなかなか出逢いがないので、どうせなら自分で(安達ロベルトとして)撮ってしまえ!という気になってきたのです。
ストーリーのある映画というより、スティル写真同様、「心象風景」を描写したいですね。
このデジタルハイビジョンの時代にアナログ8mmフィルム。しかもモノクロ。私の心象風景を表すには、たぶんデジタルでは無理なんです。
いつになるか分かりませんが、暗いスタジオで8ミリ映像に生演奏をつける日を夢みております。