モノクロの写真や墨絵、弦楽器が好きであることを最近はっきりと自覚するようになりました。どれも色彩がなく、光と影だけで表現するものです。
そんな私の音楽は、語弊があるかもしれませんが、仏教的なものなんだろうなと最近思うようになりました。(べつに特定の宗教組織に属したりはしていませんが。)
仏教って、諸行無常とか、色即是空とか、ある種この世の「否定」からスタートするじゃないですか。それって、考えようによってはとっても暗い。
でも、その「暗い」ことが、妙にしっくりきて、安心したりする。
私も自分の音楽に、そんな「安心する暗さ」をいつも求めているような気がしています。